ゆるアーツジャーナル

ジャズ/アーツマネジメント/日々感じることを綴っています。

アメリカの独立記念日 【2018年】

7月4日の昨日は、アメリカの独立記念日でした。

アメリカでは、野外ライブやピクニック、夜の花火などで派手にお祝いをします。
今年は、ワシントンDC内のとある建物の最上階で花火が見れる席に招待して頂いたので楽しみにしていました。しかし、向かう途中体調が悪くなってしまったので泣く泣く家へ引き返すことに。室内と外の温度差にやられてしまったようです。。

 

もし行っていれば、こんな風景が見れたようです。残念、、

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仕方がないので、家のテレビで生放送のライブを見ることにしました。
軍のバンドや有名ミュージシャンなどが次々に演奏をしていて、日本人の私としては大晦日に紅白をみている気分です笑

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毎年、家族や友人などと集まって盛大にお祝いをするこのイベントですが、今年は少し違う雰囲気のような気がしました。

その理由として挙げられるのが、不法移民親子の引き渡しについてです。4日のお昼ごろ、女性がニューヨークにある自由の女神の台座へよじ登って4時間にわたって居座っていた様子が中継されました。その女性は、トランプ政権によって引き離された親子が再会できるまで降りないと主張していたようです。

そのあと女性は不法侵入により逮捕されてしまったようですが、この問題についてはフェイスブックやツイッターなどで多くの人の間で話題になっています。

 

せっかくのお祝いの日なのに、事件や問題が起こるのは悲しいことだなと思いました。でも、DCにあるナショナルモールの花火は想像していたよりもキレイで、食事と共に楽しむことができました。

 

 

ハマっている食べ物

アメリカに住んでいるとピザやパスタ、ハンバーガーを食べる人が多いですが、私は基本的に家で自炊するようにしています。


いつも一人分なので、豪華なものは作りませんが白米は毎日のように食べているし、アジア系の料理がほとんどです。

たまーに行くお店といえば、Chipotleというメキシカンのお店です。
お店のカウンター越しに盛り付けを選んでいくシステム。私のお気に入りは、器の中にご飯・ブラックビーンズ・アボカド・レタス・チーズ・トマト・コーン・チキンを入れてもらうボールスタイルです。

こんな感じ↓

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量もお好みにしてくれるので、いつもたっぷりに入れてもらっています。

 

さて、ここで本題に入りますが最近ハマっている食べ物というのが、このメキシカンボールの韓国バージョンです。

仕事の仲間とたまたま入ったお店で、カウンター越しにご飯やらキムチやらトッピングを選べるのです。

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コリアンバーベキューなども行ったことはありますが、それよりも気軽に行けて美味しいのでお気に入りです。

 

職場から歩いて行けるので、通ってしまうかもしれません。。。




アメリカのイースター(復活祭)

今年、4月1日はイースター(復活祭)です。私は最近知ったことですが、キリスト教の人々のとってクリスマスよりも大切なイベントとして扱われている日です。この復活祭は、弟子のひとりに裏切られて十字架にかけられてしまったキリストが、3日後復活したことを祝う日です。
金曜日には、近所の子供たち20人と一緒にエッグハントをしました。朝から雨の予報だったにも関わらず、お日様が出てとても気持ちの良い日になりました。(子供たちが帰った瞬間雷雨となりましたが。。)
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私は、小さいころから通っていた日本の英会話教室で毎年エッグハントをやっていましたが、本場のアメリカでやるのは初めて。大人になった今でも卵を染めたり、探したりするのは楽しいものです。

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イースター当日の日曜日は、教会で演奏をしました。イースターのサービスでよく使われる楽器がトランペットのため、私はキーボードとタンバリンで参加。それぞれの国や地域の文化は、実際に体験してみないと分からないものだな~と強く感じます。そして、日本からやってきたキリスト教徒ではない私を優しく受け入れてくれてくれる人々にとても感謝しています。この地で勉強や仕事をするためにもっと多くの伝統や文化の理解を深めていきたいです。

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Washington Women in Jazz Festival

3/10から約一週間開催しているWashingon Women in Jazz Festival。日ごろからニュースでも、女性の働き方やセクハラなどの問題について語られていますね。3/8は「国際女性の日」とされているためこのジャズフェスティバルも同じ週に開催されるようになりました。

 

Washington Women in Jazz

2011年にジャズピアノ奏者のAmy K Bormetが立ち上げた団体で、DCやヴァージニア州、メリーランド州の女性ジャズミュージシャンを中心とするコミュニティーのために活動中。スミソニアン アートミュージアム・Livine School of Music・ウェストミンスター教会などがスポンサーとなっていて、フェスティバルもこれらの会場で開かれます。

 

今回、私はミュージシャン&主宰側のお手伝いとして参加させてもらっています。昨日始まったばかりですが、コンサートはすべて満席。女性だけでなく、男性のジャズミュージシャンもたくさん足を運んでくれて、終始ポジティブなエナジーが感じられました。ここまでのコミュニティーを作りあげたAmyはミュージシャンとしてもアーツマネジャーとしても憧れです。

 

1日目のイベントのゲストとしてニューヨークから来ていた素晴らしいテナーサックス奏者のRoxy CossもWIJO – Women in Jazz Organizationという団体を立ち上げています。いろんな場所に、こういうコミュニティーができて輪が広がっていったら面白いだろうなあと思います。

 

フェスティバルやリハーサルの様子↓

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冬の嵐"Riley"

3月1日から、冬の嵐が私のいる地域へ来ていました。

日本では台風に「1号」「2号」と名前を付けますが、こちらでは名前を付けます。今回の嵐は「Riley」と呼ばれているそうです。

weather.com

 

3月1日の夜、授業から帰宅すると雨が降りはじめました。その時は、嵐の予報に気づかず、夜中3時頃にとてつもない風の音と共に目を覚ましました。明け方5時頃、学校からアラートが来て3月2日は昼の12時から学校を開けますとの連絡が。

 

しかし、朝になっても嵐はひどくなる一方で学校は一日中閉鎖になってしまいました。その日は、たまたま担当していたイベントがあったのですがキャンセルになり、家で待機することに。仕事や宿題をする良い機会だと思い、やり始めたところ「停電」。。

 

天気も悪く、家の中がすでに暗くなっているのに・・と思いながら様子を見ていました。しかし一向に電気がくる様子もなく。しょうがないので電気の通っている地域からデリバリーをたのんでキャンドルライトの中で夜ご飯をいただきました。

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携帯の充電も切れてしまい、夜9時には寝ることにしました。

 

3月3日、今日は朝6時に家を出て仕事へ。

家は停電状態が24時間続いていますが、イベント会場は幸い電気があるのでなんとか生きていけそうです笑

 

 

 

お休みの日の過ごし方ー2月編ー

 2月は密かに目標を立てていました。

①週に1回以上ワシントンDCのスミソニアン博物館・美術館へ行くこと。

②ケネディーセンターの無料コンサートへ行くこと。

 

お休みの日には朝一で博物館なり美術館なりに行き、人があまり居ないうちに鑑賞できるようにしていました。なぜなら、お昼過ぎになると平日も休日も関係なしにアメリカ全国からスクールトリップで来ている学生や観光客で賑わってしまうからです。

 

そしてなんといってもスミソニアンの良いところは、入場が無料なところ!

こんなに豊富な作品や資料を無料で鑑賞できるなんて驚きです。

私の一番のお気に入りは、国立アメリカ歴史博物館。

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私のお目当てはいつも、アメリカの歴史の一つ「ジャズ」の資料館。実はここの博物館には、専属のジャズバンドがあって音楽の歴史を形としても残していこうという取り組みをしているのです。

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このバンドは「Smithsonian Jazz Masterworks Orchestra」といって、毎回テーマを決めて定期的にコンサートを行っています。一番印象的だったのは、博物館が所有しているジョンコルトレーンというテナーサックス奏者がかつて使っていた実物の楽器を使用して行ったコンサートです。

所蔵している資料の数だけでも驚きなのに、こんなに素晴らしい取り組みを行っているこの博物館が私の一番のお気に入りです。

 

2つ目の目標、ケネディーセンターでの無料コンサートも毎週チェックして足を運ぶようにしました。ここは大きなコンサートホールですが、「Millenium Stage」という若者向けのプログラムを週一で展開しています。自分でコンサートを選ぶとジャンルが偏りがちですが、このプログラムではシアターからゴスペル、クラシック音楽など様々なパフォーミングアーツを鑑賞できます。

 

街のなかには緑も豊富にあり、歩いているだけでリフレッシュできました。

ワシントンDCというこの街で、できるだけいろんな芸術に触れて授業での学びに役立てていきたいなと思っています。

 

留学すべき?旅行じゃだめ?ー目的と手段

最近、留学に興味がある・大学院へ行くか迷っている方からの質問で

留学することや、大学院まで行くメリットはなんですか?

と聞かれることがあります。

 

人によって意見は違いますが、私がどうやって進路を決めてきたかというお話を書きたいと思います。

f:id:bebopcharlie:20180219021608j:plain(写真は記事には関係ない、前に食べたお肉です)

 

メリットのとらえ方

まず、日本人が使うメリットという言葉は「得すること、利点」という意味だと解釈していますが、私は留学によって有利になったり、得をするということを期待して決めたわけではありません。(これは、どちらかというとAdvantageという英語に当たるのかなと思っています。)ちなみに、英語圏で使われているメリットという言葉には「価値、長所、美点」という意味が含まれています。

 

もちろん留学によって得るもの、留学の利点はたくさんあります。

現地の生活を体験できる・生の英語が聞ける・異なったバックグラウンドを持つ友達が増える、など挙げていけばキリがありません。

 

手段の一つとしての留学

しかし「これらの利点を得るために留学しよう!」と考えてしまうと、それ自体が大きな目的となってしまうのです。

 

英語の勉強を例にしてみると。。

目的「英語で好きな本や映画を楽しめるようになりたい、一人で海外を旅行したい」

手段「海外で英語の勉強をする、英会話スクールに通う」

という風に具体的な目的、手段がある場合はやるべきことが絞られてきます。

しかし、多くの人には海外の語学学校で英語を学んだり、英会話スクールに行くことが目的となってしまって、あまり効果が見られなかったということが起こりえます。

 

私の中で勉強・進学というのは目的ではなくて手段でした。

本場アメリカ人と同じ教育を受ける・アメリカでライブをする・アメリカのジャズの教育機関やNPO団体で働く、という目的を果たすために進学という手段を選びました。

 

そうすることによって、結果として専門分野に特化した経験をするとともに他の分野への興味も広がりました。

 

いま、留学を迷っているなら…

 なので、留学そのものにメリットがあるか気にするよりも留学によって将来自分のやりたい事が可能になるのか・可能性を広げてくれるのかを考えることをオススメします。

もしも今の時点で"留学を終えて憧れのステージへ進む自分"が頭の中で描けなければ、自分の達成したいこと(目的)をもう一度考えて、それに留学が必要な手段であるのかを考えてみましょう!

 

旅行と留学

もう一つ頻繁に聞かれることは「旅行と留学どちらがいいと思いますか?」

という質問。

こちらも、目標と手段がハッキリしていると決めやすいかなと思います。

留学をすることの価値も、旅行することの価値もいくらでも挙げることができます。

旅行は、たまに行くからこそ新鮮な気持ちにしてくれて、観光も楽しむことができます。そして、旅行へ行くためにも仕事を頑張ろうという思いにさせてくれます。

 

一人ひとりのやりたいことに合わせて、留学のプログラムも豊富でどうしても留学で学びたいことがあるという人にはとことん良い機会になるはずです(^^♪