ゆるアーツジャーナル

ジャズ/アーツマネジメント/日々感じることを綴っています。

五感を使って生きたい~デジタルデトックス~

 4月の上旬に「デジタルデトックス」という言葉を知り、軽く実行してみることに。まずは一か月と思っていましたが、気づいたら二か月近くが経っていました。。私のライフスタイルに合っていたのかもしれません。

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デジタルデトックスとは?
現代においてスマホやパソコンは無くてはならないツールとなりました。仕事の関係でパソコンを使わなくてはならない人も多いですし、連絡手段として使わざるを得ない場合もあります。デジタル機器の普及は、人と四六時中つながることが出来るという良い点もありますが、他人の言動が気になってチェックしてしまったり、プライベートの時間にも仕事の連絡が来たりとSNS疲れに悩む人も少なくありません。
この状況に対して、仕事でどうしても使わなくてはならない時間を除いてはインターネットを使用する時間をなるべく減らして、十分な睡眠時間を確保したり肩こりや頭痛を軽減させようと努力することが、デジタルデトックスだと言われています。
私はもともとスマホのいじりすぎで日中眠かったり、頭痛があるということはありませんでしたが、これを機に人の目を気にしたりしながら生きるのではなくて、目の前で起きていることを大切に、そしてインターネットの情報に左右されないような生活が出来たら良いなと思ったことがきっかけで、デジタルデトックスを心掛けようと思いました。
デジタルデトックスの方法
これといって決まりはなく、ルールは人それぞれ違って良いと思います。
ダイエットなどと同じで、無理なルールを課してしまうと続かなかったり他のことがおろそかになってしまう可能性もあるので、できる範囲で行うことにしました。
私がやってみたことは
①SNSは、利用するときにだけログインする

②調べものがある時以外は、極力インターネットを使わない

③空き時間があっても人の投稿を流し読みしない

④一か月は自分の投稿をやめてみる

主にこの4つです。
SNS上で連絡がくることもあるため完全に断つということはできませんが、自分からの発信をせず、読む必要のない投稿には目を通さないということを続けてみました。

結果
半デジタルデトックスのようなことをして、気づいたら二か月経っていたというのは良かったなと思います。日々、身の回りに起こるプライベートな部分をダラダラとSNS上で発信することや、自分の生活を加工して良く見てもらうということは私にとって必要のない事だと気づくことができました。
流行りの場所で写真を撮るということよりも、私にしか撮れない写真や感じたことを発信することは意味のあることだと思うし、積極的にしていきたいと思いました。


五感を使って生きたい

インターネット上で人とのつながりを気にするより、身の回りで起こることに対して五感を研ぎ澄まして過ごすために始めたことがあります。人それぞれ山登りをしてみたり、海に行ってみたり、料理をしてみたり五感を使うアクティビティはあると思いますが、私は日々のささいな出来事を自分の言葉で描写してみることにしたのです。
これは江國香織さんの「やわらかなレタス」という本を読んだことがきっかけで、(はじめてこの作家さんの本を読みました)普段たべている食べ物にまつわるストーリーを読んでいるだけなのに、その人の人生を垣間見ることさえできるということが素晴らしいなと思いました。

書いた文章を誰に見せるわけでもないですが、自分のことを客観的に描写することで身の周りの小さなストーリーを見つけたり小さな幸せをかみしめることができるような気がします。また、その発見は自分のためにあります。「シェアしない贅沢」という言葉もあるように、それを自分の心にとどめておくことで心を豊かに生きていきたいなと思うのです。