ゆるアーツジャーナル

ジャズ/アーツマネジメント/日々感じることを綴っています。

DCさくら祭り~パレード~

昨日、4月14日(土)にDCのさくら祭りでパレードが行われました。今まで、桜を見にきたことはありましたが、パレードに参加をしたのは初めてでした。参加といっても当日はスタッフとして働いていたので、あまりゆっくり鑑賞することはできませんでしたが、さくら祭りには最適の気候に恵まれて気持ちが良かったです。(ちなみに、この記事を書いている日曜日は風と雨で、とっても寒いです。)
最近、インスタグラムなどではキレイに撮られた桜の写真をよく目にしますが風に揺れる桜を間近で見てしみじみ思ったことは「この感動は生で見ないと伝わらないな~」ということです。暖かい風の匂いとほかほかの太陽に当たりながら可憐な桜を見ていると、日々の忙しさとか気にしていることをすぅっと飛ばしてくれるようでした。

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さくら祭りの歴史

ワシントンDCは、アメリカの首都ということもあり歴史的な建物や名所、そして行事が開催されることも多いです。このさくら祭りの主役でもある桜がワシントンDCに植えられるきっかけを作ったのは、エライザ・シドモアだといわれています。彼女は1856年にアイオワ州で生まれましたがワシントンDC育ちの写真家/地学者です。女性初のナショナルジオグラフィック協会の理事長になったことでも有名です。昔から活発で、なんでも自分自身で体験をしたいと思っていた彼女はいろんな場所を旅しながら記事を書き始めました。旅中に日本の桜の美しさに心を奪われたエライザは1885年にDCへ帰国する際、自分の育った場所にも桜を植えようと計画をはじめたのです。
このことをきっかけに1912年の3月、2000本のソメイヨシノがポトマック公園を中心に植えられました。途中、戦争もありましたが日本とアメリカの友好関係のシンボルとして今もなお美しく咲き誇っています。ちなみに、桜をもらったお返しにアメリカからはハナミズキが日本に送られました。ハナミズキは別名アメリカヤマボウシとも呼ばれています。
3月の終わりから4月中旬にかけて桜がきれいに咲いていますが、クライマックスとして開催されるのがConstitution Avenueでのパレードです。

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スタッフだったので、あま写真を撮る時間がありませんでした。でも、傘?を持ったり着物を着ているアメリカ人をみて、日本の文化を存分に楽しんでくれているな~と感じることができました。他のスタッフたちも、日本に興味を持って色々と聞いてくれて話をしてたのしかったです。
桜をキレイだな、と思う心は日本人も日本人でなくとも一緒だということを気づかせてくれるイベントでした。