ゆるアーツジャーナル

ジャズ/アーツマネジメント/日々感じることを綴っています。

アメリカの大学院への道のり1

今回は、私のアメリカ大学院進学のきっかけを紹介します。

 

私が大学院進学を視野に入れ始めたのは、大学3年生のころでした。

当時は、アメリカの自然あふれる小さな町の大学で楽しく勉強していました。高校を卒業してすぐに渡米した私は、英語も得意ではなくESLのクラスとアカデミックのクラスを同時に取りながら必死に勉強していました。

 

ほとんどのクラスは平均10人ほどの生徒数で(多くても20人以下)教授とは友達のような親のような感覚で接することができ、とても恵まれた環境だったと感じています。(大学の様子を振り返るためにも、この話も詳しく書きたいなと思っています。)

クラスメイトの中には大学院で勉強することを早くから決めている子が多く、あんな事を勉強したい、こんな事をやっていきたい、と目標を語り合うことも少なくはありませんでした。

 

アメリカでは日本よりも大学院に行く人が多く、理系はもちろん、大学の教授を目指している人・起業したい人などのために充実したプログラムが大学院には用意されています。学生の年齢は幅広く、大学を出てすぐに入学する人から定年退職のあと新たな分野の勉強をする人まで様々です。

 

私の場合は、大学を卒業してから日本の会社で1年半働いたあとに大学院での勉強をはじめました。在学中から「非営利の活動×ジャズ」がつねに私のテーマであり、どちらも同じくらい興味がありました。

大学で学んでいたジャズと、小さい頃から興味のあった国際協力などの活動をどうにか一緒に出来ないかと模索していた私は「アーツマネジメント」という学問を見つけたのです。比較的新しい学問ですが、寄付文化の根付いているアメリカではこの学問が注目されています。

大学時代や卒業してから、NPO団体のお手伝いをしたり公共政策や国際協力などの本を読むも、実際の活動を見ていない・実務の経験がない・身近にそういう人が居なかったという理由で独学で勉強するには限界があり、そこで大学院で勉強することを決意しました。

 

このブログでは、アーツマネジメントに関する考え、大学院留学、アメリカの生活について書いていけたらと思っています。