地球と向き合って 2
少し前に資源を大切に使うことについて書いたけど、今日はそのことをもう少し書いておきたいと思った。
ペットボトルを定期購読するという行為
日本で注目されているらしい、タッチアンドゴーコーヒーやタピオカ、JRの自販機サブスクリプションシステム。
ニュースで見ていて、「なぜ?」としか思えない。
もちろん、出先でタッチしたら飲み物が受け取れるというシステムは人間にとって便利であろう。でも、多くの人が利用する場所で流行りのビジネスモデルを使ってこれ以上プラスチックの飲み物を買うことを促進してどうするのか。
個人レベルで出来ること、例えばマイスプーンやお箸を持ち歩いてコンビニで割りばしをもらわないようにするとか、家を出る前にコーヒーを保温ボトルに入れるとか、エコバッグで買い物するとかは最小限の努力なのであって、実際は個々の地道な努力じゃ賄いきれないようなレベルまできてしまっている。
その逆で、サンフランシスコ空港ではペットボトル入りの飲料水は販売禁止ということになったそう。コーラとかは引き続きペットボトルでの販売をするのだろうけど、ボトルの水も消費量はすごいだろうから、良い動きだと思う。さらに、空港内には100個の浄水器型ウォーターサーバーが設置されるので、手持ちのボトルに無料でつぐことができる。サービスを制限すると文句を言うひとが必ず現れるけど、こういう配慮をしてくれるのは良い取り組み。まあ裏の理由には廃棄ボトルの処理にかかる費用を削減したいということで州が動いているのかもしれないけど、実践してくれるのはポジティブな動き。
Food Textileというブランド
今日のリハーサル中、「みてくれよ」と夏休みに日本でツアーをしていた友達が自慢げにTシャツを見せてきた。優しい色合いのブルーベリー色のTシャツ。どうしたの?と聞くと日本しったブランドの理念が気に入ってオンラインで買ったそう。
調べてみると「Food Textile」といって、食料廃棄物を再活用するプロジェクトとして誕生した人にも環境にもやさしいアイテムを売るブランド。斬新なアイディアが粋だなと思ったし、コンセプトも明確でかっこいい。
好みは人それぞれだけど、シンプルでこだわりの詰まったお気に入りの服を集めたいなと思わせてくれた。
Gourmet Symphony -地域の食材と音楽をつなぐ-
このように、食が絡むコンセプトになぜか惹かれてしまう私。
先日のライブは、Gourmet Symphonyという非営利団体が主催するコンサート。普段はクラシックメインでやっている団体ですが、ジャズの雰囲気も入れたいということで一緒に演奏する機会を頂きました。
"GS strives to break the conceived boundaries of traditional concert experiences by developing programs that expertly pair locally-sourced cuisine and custom beverages with classical music selections, creating a unique multi-sensory experience that brings to life historical, cultural, and sometimes hidden connections in each program." -Gourmet Symphony Concept
彼らのコンセプトは本当に素晴らしいと思いました。お堅いクラシックコンサートのイメージを取っ払って、季節を感じられる地域の食材と音楽を共に楽しんでもらう。
ミュージシャンは演奏機会得ることができて、農家さんは野菜や果物を使ってもらえる。レストランは音楽と料理を提供できて、お客さんは楽しめる。新鮮な野菜を日曜市で買う人も増えたと言っていました。地域のコミュニティーに寄り添い、必要なサービスを提供していく。それでいて、満足してもらえるプログラムを組めるような活動をできるアーツマネジャーが必要だと感じます。
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アマゾンの森林の火災について「人間の空気が減ってしまう」とか「実は大丈夫らしい」とかネットでは色んな情報が出回っているけど、それに左右されてしまうのではなくて自分で調べて確かな知識を身に着ける努力をしたい。
「人間の生命があぶない、だからどうにかしよう」じゃなくて、人間は自然によって生かされている部分もあるのだから、共存のためのやさしい気持ちを持てないのだろうか。
ドックスクール終了
犬日記になりつつあるこのブログ、毎週通っていたドッグスクールが終わったのでひとまず落ち着きそうです。(次回はアーツの話題に戻ろう、、)
昨晩は、ベーシックトレーニングクラスの卒業試験。
少しでも集中してもらえるように、いつもより多めのお散歩と遊びの時間を設けて挑んだわけですが、スクールに着くと落ち着きのない犬。
大丈夫かな~とドキドキしていたのですが、なんとノーミスで全ての項目をクリア。
1つミスをするごとに減点されていく方式なのですが、うちの犬は本番に強いようで犬トレーニング協会から一位のリボンをもらいました。終了証と一緒に額に入れて飾ってあげようと思います。
最初は吠えたり、走りまわったり注意散漫していたわが子がちゃんと指示を聞いてくれるようになって、うるうるでした。
有り余るエナジーに困り気味だけど、まだまだやんちゃでいて欲しいと思う私は完全に親バカです。
【保護犬日記】飼い主の気持ち
Jazz Girl's Day DC
今年3月30日に開催された、Jazz Girls Day DC。その様子をアップし忘れていたので、今更ですが書き残しておこうと思います。
アメリカには様々なジャズの団体があり、それぞれのミッションを元に活動しています。対象としている年代も目的も違いますが、個人的によく耳にするのは「ジェンダー・人種」に対する活動。もちろんジャズの団体に限ったことではなくて、国全体でよく話題になるトピックです。
現在、ジェンダーや人種についての多様性に配慮したアプローチは年々増えていて、アーツマネジャーとして芸術の世界を動かすうえで、すべての関心対象者に公平な場を設けることは1つのプライオリティだと言えるでしょう。
ジャズの世界
そんな中でジャズを世界の見てみると、まだ男性優位の世界が残っていると言えます。周囲の状況はもちろん、ジェンダーバイアスによって女性が自分の能力を過小評価したり、自信を失う機会があるのが現状です。
日本でもよくありますが、小・中高校生のバンドには女の子のミュージシャンが沢山在籍しているのに、それより上の世代になるとその数は一気に減ってしまうということ。これはアメリカの学校でも同じことが起きていて、高校のジャズバンドでは女の子のサックスプレイヤーがずらーーっと並んでいるのを見かけるのに、大学生のバンドとなると紅一点状態。
私もその状況に居た一人で、高校生の時は女子が沢山いるジャズバンドで演奏していたのに大学生になったら周りには男子のみ。
アメリカが築き上げたアートフォームとしてのジャズを若い世代に伝えていくためには、ジャズ教育を通してこの現状を変えていく必要があります。
Jazz Girl's Day DC
そんな状況を変えて行こう、ということで動きだしたのが、Jazz Girl's Day DC。トロンボーン奏者であり、ジャズの教育にも携わるShannon Gunnをリーダーに2019年に設立しました。はじめの一歩ということで、2011年からジャズシーンの女性にスポットライトを当ててきたWashington Women in Jazz Festivalの協力を得てイベントを開催することに。
主な対象者は、小学生から高校生でジャズに興味のあるミュージシャン。ジャズを演奏したことがなくても、楽器で音が出せれば誰でも大歓迎。
(公式HPより)
当日のタイムスケジュール
①ジャズの歴史や有名なミュージシャンの紹介/女性プロミュージシャンによる演奏
②楽器を使ってジャズの基礎を学ぶレクチャー
(簡単なジャムセッションを体験)
③楽器ごとに分かれて、個別レッスン
④セッション
⑤レクチャー:音楽の世界で自信を高めていくために
⑥学生バンドの演奏と講師演奏
今回のイベントでは参加者の皆さんに「ジャズって楽しい音楽なんだ」「自分にも出来るんだ」という気持ちを少しでも感じてもらえるように、敷居を低くすること・他の学校にも同じように女の子のミュージシャンが居るということを知ってもらうことを目標にしました。
この一日だけでジャズのソロが簡単に吹けるようになるというものではないけど、各楽器のプロ講師から間近で本物の音を聞いてもらったり、女の子のミュージシャン同士友達になったりして、何かを感じ取ってもらえればと思います。
イベントを開催するにあたり、Jazz Education NetworkとHerb Alpert Foundationが寄付をしてくれたことに感謝。
最後に、企画やソーシャルメディア、当日の運営を担当した三人。
来年もこのコミュニティーを広めていきたいと思います。
ナショナルジャズワークショップ
先日、バージニア州にあるShenandoah University と George Mason UniversityでNational Jazz Workshopが開催されました。
今年はキャンプ中のカウンセラーという立場で参加し、前回よりも参加生徒たちの近くでアクティビティ企画やその他運営に携わることができたように感じます。
今年のキャンプでも主にバージニア州・ワシントンDC・メリーランドの中学校や高校でジャズバンドに在籍している生徒たちが集まりましたが、他にも普段クラシックのプライベートレッスンだけを受けている子などの参加もありました。(中にはインドからの参加も!)
開催一日目のオーディションで所属するアンサンブルが決まり、6日間リハーサルを繰り返します。各アンサンブルには大学の教授が付き、アンサンブル内には大学生や卒業生などが入るのでみっちり教わることができます。
良いなと思ったのは、広い地域から色んな子が集まっているので「僕、学校で音楽理論一番得意なのに~!」とか「私はいつでもファーストのポジションなのよ!」という子でも、もっと上手な友達や先生たちに出会ってすごい刺激をもらっていたことです。
夜にはスチューデントセッション大会を開催しますが、そこでも普段学校のアンサンブルではアドリブをする機会がない子たちが沢山挑戦しているのを見ることができました。
理論・技術を学ぶクラスももちろん大切ですが、このキャンプでの一番の意義は自分のコンフォートゾーンを抜け出して色んなことにトライしたり、他のミュージシャンと出会って人とのつながりや今後へのモチベーションを得ることだと思います。
実際このキャンプに7年間参加しミュージシャンシップを学び、人に音楽を教えるまでになっている生徒は一人や二人ではありません。
今後もこのコミュニティーをより豊かなものにするため、つながりを広げていきたいと思いました♪
Staycation 地域活性
夏になると、飛行機やクルーズでバケーションを楽しみに行く人も多いでしょう。
長期休暇を利用して、普段はなかなか行けない場所に行くのも一つの楽しみ。
でも、「Staycation」というのを聞いたことはありますか?
Stay(留まる)+Cation(休暇)という二つの単語が合わさった造語で、自宅やその周辺で休暇を過ごすという意味で使われています。
日本でも最近は「グランピング」が流行っているようですが(豪華なキャンプスタイルで天候などを気にせずに設備の整った環境でキャンプを楽しむことができる)都内に住んでいる人でも、キャンプ用品を揃えたり遠出しなくても気軽にアウトドアを体験できて人気のようです。
Staycationは私も二年前に聞いた言葉でしたが、ここ十年くらい経済不振やガソリン代高騰などの理由で先進国で広まっているみたい。
実際、Staycationの良いところもあるのかなと思います。長い旅にかけるお金や時間がない時、近くにあって気になっていたけど行ったことのないレストランや美術館、降り立ったことのない駅にある歴史的建造物に行ってみるのも良いかも。そんな時代の流れに合わせて、Staycationの機会を充実させることに重点を置くお店や美術館、博物館も少なくありません。
友達が紹介してくれたのは、「DC Summer Passport Program」。私はお酒を一切飲まないので残念ながらご一緒できなかったけど、$25でこのパスポートを買うとDC中にある62店舗のバーでドリンク一杯の値段で二杯もらえるというお得なシステム。友達同士で買って、今まで行ったことのないバーに足を運ぶ機会にもなってとても良いと思う。
私はというと、ワシントンモニュメントに映し出されるプロジェクトマッピングを見に行こうと思います。
ニール・アームストロングが月面着陸をしてから50年。それを記念して巨大ロケットが映し出されるようなのです。(かっこいい!)
「Apollo 50: Go for the Moon」と名付けられた特別なショーで、スミソニアン航空宇宙博物館主催です。50年前の感動は体験できなかったので、この迫力あるプロジェクトマッピングが楽しみ。
ということで、今年の夏はワシントンDCでStaycationを満喫したいと思います。
保護犬、ドッグスクールに通う
愛犬、マックスがドッグスクールに通い始めました。
出発する前の、誇らしげな犬。
たまに反抗期の青年になるけどおすわりや待て、伏せなどの基本的なコマンドはできます。
とりあえず、週一回で10週間のコースです。
目標は
- 他の犬や人に吠えない
- 飛びつき癖を治す
- ヒール(お散歩時に人間の横について歩く)を覚える
人間も他の犬も大好きで、見た瞬間に飛びつきたくなっちゃう+しつこくアピールしちゃうので、マナーを覚えてもらわないといけません。
クラスは大型犬のクラスで、10匹くらいのお友達と一緒にトレーニングします。
1つ1つのコマンドは家で落ち着いている時にやればちゃんと出来るのに、クラスに行くと他の犬と遊びたくて、ついつい意識がそっちへいってしまいます。
でも、3回目のクラスでだいぶ吠えちゃいけないというのを理解し始めたかな?
賢い犬になってもらって、色んなところへ遊びに行きたいものです。