ゆるアーツジャーナル

ジャズ/アーツマネジメント/日々感じることを綴っています。

【スミソニアン特集③】どんな展示物が見られるの?

スミソニアン特集①アーツマネジメントの世界で働くプロたち

スミソニアン特集②どんな仕事をしてるの?

スミソニアン特集③どんな展示物が見れるの?

スミソニアン特集④博物館の楽器倉庫は宝の山?!

--------------------------------------------------------------

 

アメリカ歴史博物館では、名前の通りアメリカの歴史に関する展示をしています。今回は私が館内を歩いていて、とくに印象に残ったものを紹介したいと思います。(写真はスミソニアンのホームページのものです。オンラインコレクションも充実しているので詳しくはこちらへ→http://americanhistory.si.edu/



①The Star-Spangled Banner: The Flag That Inspired the National Anthem 
(星条旗:アメリカの国歌が生まれるきっかけとなった旗)

f:id:bebopcharlie:20180624212339j:plain

一週間に約3万人もの人が訪れる場所で、この繊細な旗を光や刺激から守るために撮影は一切禁止にしているそう。なぜそんなに繊細なのかというと、この旗は205年も前にMary Pickergillさんによって縫われたものだからです。1814年9月14日、英米戦争での勝利を示すために、メリーランド州フォートマクヘンリーという星型要塞で兵隊がこの大きな旗を掲げたといわれています。

②Ella Fitzgerald at 100
(エラ フィッツジェラルド100年記念)

f:id:bebopcharlie:20180624215443j:plain


期間限定の展示ではありますが、生誕100年特設エキシビジョンをやっています。アメリカを代表する有名なジャズボーカリストの一人で、ジャズ界で活躍してきた彼女。展示では、彼女が実際に着ていたドレスや所持していたパスポートやクレジットカード、レコード会社との契約書などを見ることができます。ジャズ好きとしては実物を見て感動しっぱなしです。

 

③Righting a Wrong: Japanese Americans and World War II
(日経アメリカ人と第二次世界大戦)

f:id:bebopcharlie:20180624221057j:plain

この特別展示では、第二次世界大戦時にアメリカで強制収容されていた日系人の様子を伝えています。当時、12万もの日系人が施設に収容されていたといいます。戦争の様子は国によって見え方も違いどうしても片側の目線から語られがちです。しかし、アメリカ歴史博物館にこのような展示がされるのはタイトルにもあるように「Righting a Wrong」(過ちを正す)過去の過ちを知り、今後について考えるきっかけになるのではないかと思います。

 

④T is for Television
(テレビジョンの歴史)

f:id:bebopcharlie:20180624225124j:plain

1960年代に広がり始めたテレビ業界。ニュースを伝える以外にも、ディズニーやセサミストリートなど様々な番組が放送されてきました。そのなかでも子供のための番組は教育とエンターテイメント性どちらも兼ねそろえてなくてないけないといわれていました。展示では実際に使われていた小道具や、歴史などを見ることができます。

 

他にも紹介したい展示は山のようにありますが、百聞は一見に如かずということでワシントンDCへ行く機会があればぜひ足を運んでみてください!
インターネット上の情報もとても便利で簡単にアクセスができますが、実際に自分の目で見て感じること、学ぶことはたくさんあります★