ゆるアーツジャーナル

ジャズ/アーツマネジメント/日々感じることを綴っています。

脳の活動ー禅マインド


www.scientificamerican.com

たまたま目に止まって面白いなと思った記事。

人間の脳は、人と話したり本を読んだりするという意識的な仕事を行っている時よりも

ぼーっとしている時のほうが休めていると思われがち。

でも実際、休んでいる間の私たちの脳は「基底状態」になっている。

 

この基底状態では、「Default Mode Network」と呼ばれる脳領域で構成されたネットワークが、脳神経を同調し続けている。

この働きは体に起こりうるあらゆる事にそなえて、いつでも反応できるように、と常に動いているらしい。

赤信号で車を一時停止させても、エンジンは切らないで青信号を待っているようなものですね。

 

この、ぼーっとしているときこそ脳は警戒態勢を高めています。


私は、通学や仕事への移動で片道30分強歩いているけど、その間も常に何かを考えてしまいがち。

家でリラックスしようとしても、気になる事がアレやコレやと出てくる。


そこで去年の年末に買ってみた本が"禅マインド ビギナーズマインド"という本。

スティーブジョブスもかつては実践していたそうで、日本語の文庫と英語のキンドル版で読んでみました。


(これは英語版↓)

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 最近マインドフルネスというのが注目を集めています。禅マインドとは根本的には違うのですが、現実世界やインターネット上で様々なことが起こっているこの時代に、自分の呼吸や体の微細な変化を感じるといった点では同じことなのかなと思います。


異なる点は"ご利益"を意識しているか、していないか。

禅をする場合は、集中力を高めよう・リフレッシュ感を得よう、などと何かを求めることはしません。特別何かを信じるわけではない代わりに"無"の状態、もっと超越したところに意識を向けていきます。


一方、マインドフルネスは不安を取り除いたり体の調子が良くなることを期待して、瞑想をします。


この禅とマインドフルネスの違いを意識しつつ脳をちゃんと休ませるためにも、自分と向き合って"いまここに在る"ということに感謝する時間を大切にしていきたいと思います。